自分たちが大切にしていることのバランス
2016/12/25 インテリア
今まで3回に渡り、これから家づくりを始める方向けの発信をしてきたインテリアのマガジン。
今までは「こんな暮らしをしたい♪」と夢を描く方法をお伝えしましたが、今回は今の自分たちのライフスタイルを見つめ直し、もっと現実的な部分にも目を向けて家づくりを進めていく方法をお伝えします。
理想と現実のバランス
家づくりって、これからの暮らしを思い描いて、夢があって、ワクワクすることばかり♪
「こんな暮らしをしたい」「あんなインテリアで過ごしたい」夢が膨らみますよね。
でも、ワクワクばかりで進むのではなく、一度現実に戻って客観的に見つめ直すことも大切です。
例えば、家族構成のこと。今は夫婦二人だけだけど、家族が増えたらのこと、両親との関係も視野に入れて家づくりを考える必要があるかもしれません。
憧れのライフスタイルを描いてみたけれど、今の暮らし方を振り返ってみると、自分たちにとって本当に大切にしている部分がもっと見えてくるかもしれません。アレもコレも、と欲張りになりたくなるけれど、理想を叶えるための優先順位も考えおきたいところ。
そして、とっても大切なお金のこと。今の収入やこれからの見込みも考えて、あなたは家づくりにどれだけのお金をかけることができますか?
家づくりは完成したら終わり、ではなく「新しい生活のスタート」です。家づくりにお金をかけても憧れのライフスタイルを営むことも視野に入れた予算組みも必要になってきますね。家づくりの夢を描いた後は、現実的に自分たちはどれだけの予算があるのか考えていくことが、とても大切になってきます。
機能性とデザイン性のバランス
自分や家族にぴったりのインテリアを実現するには、ライフスタイルに合った「機能性」と、好みを反映させた「デザイン」のバランスが大切になってきます。
どちらかに偏りすぎても、見た目ばかりで使い勝手が悪かったり、使いやすいけど見た目がインテリアに馴染んでなかったり、せっかくの自分スタイルのバランスが崩れてしまいます、そうならないために、今の毎日の暮らし方を振り返り、それぞれの部屋にはどんな機能が必要か、考えてみることが大切です。例えば、リビングダイニングの場合、家族の人数や年齢構成はもちろん、食事の仕方や団らんの過ごし方、来客の頻度やもてなし方などを再確認してみましょう。
そうすることで、どんな家具をどんな配置にしようか、照明のデザインや明るさなど、自分は機能性とデザインどちらを大切に考えているのか分かってくると思います。
住まいは、毎日の暮らしに必要なものが必要な場所に、使いやすく美しくしつらえられていることが基本です。そして毎日触れたり、目にするものだから、家族が一番落ち着けて、心からリラックスできる色や素材、デザインが良いですね。
夢を描き、スクラップやコラージュで集めたインテリアやライフスタイルでこれからの家づくりの方向性を見極めながら、現実的な部分にも目を向けていくことで、さらに具体的に、かつ理想を叶える家づくりが進んでいくことができます。
[投稿者]
空間デザイン・インテリアコーディネート
Lucourire[ルクリール]代表 大高美紀
http://lucourire.com
女性目線から素敵なインテリア空間をご提案。 法人様、個人様向けにインテリア全般のサービスを展開。